シャルドネ種の魅力

イタリアワインに魅了されレストランを経営していた18年間は、試飲の9割がイタリアワイン中心でした。現在環境が変わり、色々な国のワインを試飲する機会が増えてきました。改めて最近思うのは、シャルドネは美味しい!という事。

今回は、シャルドネ種を少し掘り下げてみましょう。

シャルドネ種は、フランスの2大ワイン産地の1つ、ブルゴーニュ地方が原産の白ブドウ品種です。フランスのブルゴーニュ、シャンパーニュをはじめ、イタリア、ドイツ、スペイン、カリフォルニア、チリ、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなど世界中で栽培されている白葡萄です。これだけ世界中で広がっているのは、栽培の容易さはもちろん、品種の持つ魅力があります。

シャルドネ種の特徴は、個性がないのが個性と言われます。これだけを聞くと負のイメージを連想しますが、実際は全く逆で、栽培される土地や気候、醸造方法などにより、色々な表情を見せてくれます。また、木の樽との相性も良いため、ワインは様々なスタイルに仕上がります。

冷涼な気候では、青リンゴや柑橘類の香りを持ち、酸味の効いたキリッとしたワインが作られます。

逆に、温暖な気候では、マンゴーやパイナップルといった南国系のフルーツの香りがあり、濃厚でコクのある味わいになります。

同じ産地のワインであっても、醸造方法の違いで全く異なる表情を見せます。

ステンレスタンク(またはコンクリートタンク)を使って醸造(発酵、熟成)した場合には、ワインは外気と遮断されるため、フルーティーでフレッシュ、生き生きとした酸味が特徴となります。比較的安価なワインに採用することが多いです。

オーク樽発酵、オーク樽熟成させると、ワインにバニラ香やナッツ、バターなどの風味が加わります。これは、木製の樽を通してワインにゆっくりと酸素が供給されていくためです。新しい樽での熟成や樽のサイズが小さくなるほど大きな影響を与えます。新樽の使用率が多くなるとその分コストがかかるので高価なワインになります。

葡萄品種としての特徴があまりないシャルドネでは、コストと品質のバランスを考えると、一般的には発酵をステンレスタンクを使い、樽で熟成させる生産者が多くみられます。

ちなみに、オークとは、楢(ナラ)という落葉樹の一種、良く誤訳でされていますが樫(カシ・針葉樹)ではありません。原産地により大きく2種類に分けられます。(フレンチオーク、アメリカンオーク)一般的には、フレンチオークの方が高価です。

ワインに与える効果は、アメリカンオークは甘くトロピカルな風味に、フレンチオークは複雑で味わいの骨格がしっかりした印象のワインに仕上がります。そのためか、カリフォルニアでも高級なシャルドネはフレンチオークで熟成されているものが多いのです。(個人的見解では、バニラエッセンスとバニラビーンズ、または、マリリン・モンローとオードリー・ヘップバーンの違いに近いと思います。あくまで好みの問題です。)

シャルドネ種のワインはたくさんありますが、ピンからキリまであります。ラーメン ≠ 全て美味しい のように、シャルドネ ≠ 全て美味しい では無いのでご注意!を。


チリ、ドイツ、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、カリフォルニアの樽の効いた世界各国のおすすめシャルドネセットを販売始めました。是非、大振りのグラスでシャルドネの魅力を余すことなくお楽しみください。


それでは、良いワインライフを🍷



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